『北海道大学総合博物館の楽しみ方』

『北海道大学総合博物館の楽しみ方』


本書は北海道大学で博物館教育学を専攻なさっている修士の方が、北大総合博物館に訪れる人々が博物館を(または博物館で)どのように「楽しんでいるか」を明らかにする調査を行い、その結果を取りまとめたものです。冊子中では、来館者目線の「博物館の楽しみ方」に関するコメントが数多く紹介されています。販売はされていませんが、博物館のウェブサイトからPDFをダウンロードすることができます(冊子をダウンロードしたい方は、こちらをクリックしてください。博物館のウェブサイトにリンクしております)。同サイトでは、修士研究の一環としてこの冊子に関するアンケートも行われておりますので、ぜひご協力ください。アンケートの回答期限は2017.12.3.です。

全体的な感想

博物館って敷居が高いなと感じている人や、高尚で小難しい場所じゃないの?と思っている人、いやいや博物館は子どもが行くところでしょと思っている人にこそ届いてほしい冊子です。博物館の楽しみ方を知れば、自然と博物館に行きたくなるのではないでしょうか?今現在博物館のファンである人にも、もちろんおススメです。「誰かの楽しみ方を通して博物館を見てみ」ることで、いつも行っている博物館で意外な発見ができるかもしれません。また、イラストやフォントがめちゃくちゃかわいいです。永久保存版即決定です。

博物館に訪れる人が求めていること

この冊子を見ていて、博物館を訪れる人は、なにも展示を見ることだけが目的ではないのだなあということに気づかされました。研究内容に興味があるひと(コメントを見るに、北大の学生やその他大学・研究機関の関係者?)もいれば、レジャーとして楽しむ親子連れもおり、お気に入りのものやスポットを探し求めている人もいれば、癒しを求めて訪れる人もいるようです。研究内容を知ることを目的として来館しているという旨のコメントが散見されるのは、いかにも大学博物館らしいなと思いましたが、意外なことに、憩いの場所として利用しているという声もたくさん見られました。仕事や家庭から切り離された非日常的な空間には、人をリフレッシュさせる効果があるのでしょうか。

ミュージアムカフェぽらすについて

冊子の中では、ミュージアムカフェに関するコメントも取り上げられていました。かくいう私も、この博物館の1階に併設されているカフェ「ぽらす」が大好きで、これらのコメントに非常に共感できました。博物館内に、1000円以下でちゃんとした食事が楽しめるカフェが併設されていることに大きな魅力を感じます。そもそも他の博物館では、ミュージアムカフェを併設していないことも(また、あまり大きな声では言えないですが、ミュージアムカフェのごはんってあまり美味しくないイメージもありました)。美術館はカフェやレストランが充実している館が他の館種にくらべると多いような気がしますが、高級感にあふれていて入りづらいなあと思うこともしばしば。その点ぽらすでは、700‐900円で美味しく、かつおなかに溜まるごはんを食べることができます。しかも程よいおしゃれ感のある空間になっており、とても入りやすいです。カフェに隣接しているフリースペースも使い勝手がよく、重宝しています。このフリースペースは、カフェ利用者でなくても利用することができます。

『北海道大学総合博物館の楽しみ方』の感想ではなく、北海道大学総合博物館の感想になってしまった部分もあるような気がしますが、とにかくこの冊子、だれでも簡単に無料でダウンロードできるので、ぜひご一読ください。

北海道大学総合博物館公式サイト
https://www.museum.hokudai.ac.jp/

ミュージアムカフェぽらす公式ブログ
http://museumcafe.tetote.org/

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